『一味和合 生かせいのち』龍華寺第三十三世和田大雅名誉住職就任、第三十四世和田弘雅就職晋山 法灯継承式に参列総本山仁和寺からは真言宗御室派館長でもいらっしゃる瀬川大秀門跡が京都から来賓としてご参列。記念として、和田大雅名誉御住職は50余年に渡る住職生活をまとめられた御本を頂きました。その中身はご講演されました内容が著書にはぎっしり詰まっております。息子さんの学校のPTA会長として、横浜清風高校での教師として、保護司として金沢警察署や横浜刑務所、仁和寺御室派本山教師研修会など幅広い内容で勉強になりました。取り上げられていた本上坂冬子著『慶州ナザレ園』、竹山道雄著『ビルマの竪琴』は早速注文。
私は、徳之島生まれで、島の中にはお寺がなく生まれてから神道ですが、宗教の定義について東大の宗教学者岸本英夫先生の説「宗教とは人間生活の究極的な意味をあきらかにし、人間の問題の究極的な解決にかかわりをもつと人々に信じられている営みを中心にした文化現象、その営みの関連において神観念や神聖性を伴う場合が多い」とありとてもしっくりと来ました。『一味和合』とは、牛乳が、乳と水、他の多くの栄養物が混然一となり交わるがごとく、私たちは心を整えて、お互いが理解し合いながら組織を、又大衆を指導、救済しなければならないということ。