渋沢栄一は日本の実業会、ひいては資本主義の制度を設計した人物。設立に関わった会社は四百八十一社、それ以外に五百以上の慈善事業にも関わった「日本資本主義の父」と呼ばれノーベル平和賞候補にもなった人。資本主義って、何だろう?経済って、何だろう?今更ですが、一から学びたいと思っていた時に、新しい一万円札に選ばれ、NHKの大河ドラマで渋沢栄一がスタート。私は鹿児島県徳之島出身ですが、その徳之島へ嘗て西郷南洲先生が島流しにあった事があります。その尊敬する西郷先生に渋沢栄一が「二宮先生の遺された『興国安民法』を廃止しないで、引き続き行う事で相馬藩は上手くいくが、今は国家の為に必要な『興国安眠法』に頭をひねる方が先決では」渋沢栄一という人物の人柄はこの一言に尽きるのではないかと思います。そして、本当に正しい経済活動を行う方法とは、社会の為になる道徳に基づかないと決して長く続かないという事を教えてくれました。いろいろ場面で「最近の若い者は、、、」との批判を耳にしますが、いつの時代も同じだなぁ〜と痛感させられ、自分自身はいつか会社経営をしたいと思っていますので、その為には、渋沢栄一の「高い道徳を持った人間は、自分が立ちたいと思ったら、まず他人を立たせてやり、自分が手に入れたいと思ったら、先ず人には得させてやる。」を肝に銘じてしっかりと経済的学を学びたいと思いました。
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