本日、政府は、神奈川県を含む首都圏の1都3県を対象に、2度目となる緊急事態宣言を発出しました。これまで国や県、市民の皆様と力を合わせて感染症対策に力を注ぎ、また医療従事者の皆様には、年末年始も休みを返上して対応いただいた中、再びこのような事態となり、この未知のウイルスとの闘いの難しさを痛感しています。 現在、横浜市で入院されている方のうち、重症の方は4%・28人、中等症の方は15%・89人、残りの81%は軽症・無症状の方で507人です。市内で準備している重症・中等症用の病床500床は、179床が使用されており、稼働率は35.8%となっています。 横浜市では、以前から市内の高度医療機関が連携して救急患者の受入れを行っており、しっかりとした医療提供体制が整っています。入院を要する感染者の方々は増えていますが、こうした連携とY-CERT(ワイ・サート)の活動により、コロナ禍でも、陽性患者さんの治療と一般診療を両立させ、医療提供体制を維持できています。 本日の新規感染者数は156人です。低めに感じますが、直近1週間では1,173人と、大変高い水準が続いています。このような状況が続くと、最前線で力を尽くしてくださっている医療従事者の皆様の負担は、ますます重くなっていきます。何としても感染拡大を抑え込み、医療提供体制を維持していかなければなりません。また、大変厳しい状況にある事業者の皆様のために、一刻も早く緊急事態宣言の解除を実現する必要があります。 横浜市は、国や神奈川県の方針に基づき、市民利用施設の利用は、来週12日から、原則20時までとします。また、市主催のイベントは、人数上限5,000人かつ収容率50%以下とします。 学校の一斉臨時休校は行わず、感染予防を再徹底し、児童生徒・教職員の健康に十分に留意した上で、教育活動を継続します。部活動や行事は、感染リスクを見極めて判断していきます。 年末年始で強化したY-CERT(ワイ・サート)の体制は継続し、医師が常駐します。引き続き市内医療機関や神奈川県と連携して、医療提供体制を維持していきます。また、市民の皆様の命を守るワクチン接種を円滑に進めていくため、健康福祉局にワクチン対応チームを立ち上げました。今後、各局・統括本部から職員を配置し、体制をさらに強化していきます。 各本部員に指示します。これ以上の感染を必ず食い止めるという覚悟を持って、リーダーシップを一層発揮してください。市民、事業者の皆様や関係する団体・業界等の皆様に、緊急事態宣言の趣旨への十分なご理解・ご協力を得られるよう、あらゆる機会やツールを用いて、積極的な広報、呼び掛けを行ってください。 また、各職場や各区局が所管する施設においても、感染防止策を再徹底し、それぞれの状況に応じて、自宅勤務の促進、フレックスタイムやランチシフトの活用、会食の自粛に、率先して取り組んでください。 感染拡大を食い止めるには、一人ひとりが、気を緩めることなく感染症対策を徹底し、新たな感染者の発生を抑えることが何よりも重要です。 市民の皆様に改めてお願いいたします。人との接触機会を極力減らすため、生活に必要な場合を除く外出は控え、特に20時以降の不要不急の外出は自粛してください。飲酒を伴う懇親会、大人数や長時間に及ぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活、休憩室・喫煙所・更衣室に入ったときなど、感染リスクが高まる「5つの場面」を避け、在宅勤務や時差出勤にもご協力ください。室内の換気や3密の回避、手洗い・消毒、マスクの着用など、基本的な感染防止策を徹底してください。 事業者の皆様にもお願いいたします。飲食店等の20時までの時短営業や、イベントの開催制限など、国・県の方針で求められている事項にご協力ください。業種別ガイドラインを参考に、感染防止策の徹底をお願いいたします。「出勤者数の7割削減」を目指し、テレワークやローテーション勤務、時差出勤、昼食時間の分散化など、通勤・在勤時の密を防ぐ取組をお願いいたします。 横浜市は今後も、国や県、医療機関の皆様と連携して、市民の皆様の命と暮らしをお守りしてまいります。少しでも早く緊急事態宣言解除の日を迎え、日常を取り戻せるよう、ご一緒に力を合わせて、この状況を乗り越えてまいりましょう。どうぞよろしくお願いいたします。※写真は令和2年1月6日去年の横浜市の賀詞交換会のものです。https://www.city.yokohama.lg.jp/…/mayor-comment.html…
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