ドイツ文化大臣の熱い想いに共感❣️
ドイツのグリュッタース文化相が「コロナウィルスは、文化国家としてのドイツを形成している多くの芸術家のライフスタイルに対する大きな脅威でもある」として、「芸術・文化・メディア産業におけるフリーランスおよび中小の事業者に対する無制限の支援」を約束したという記事を目にしました。
私は、今回の新型コロナウイルス対策で最初に守るべきは『経済』とお話ししましたが、同時に『文化』を挙げたいと思います。
横浜市では林文子市政の約10年で文化芸術に関しても特に力を入れてきました。
私自身は文化芸術に関しては無頓着でしたが、横浜トリエンナーレ、横浜音祭りなどを目にし、耳にし、そして楽器を習い始めたこともあり、肌で多くの感動に触れてきました。
そして改めて世の中を見渡してみると世界は文化や芸術に溢れている事に気付きました。花を愛でる事、音楽を聴いて心落ち着かせる事、映画やお芝居やコンサート、ミュージカルだってその一つです。音楽を聴いて感動し涙し、勇気付けられる人、本を読んで励まされる人は大勢いるかと思います。
人が人として生きて行ける大きな一つの理由は文化芸術を創り育てて来た歴史と共にあるのではないでしょうか。
この度、横浜市会では、臨時会を開催して補正予算の審議を行います。その中に横浜内のアーティスト等の文化芸術活動緊急支援事業2億1500万円、バーチャル版芸術フェスティバル事業9千万円、アーティスト、クリエイター等へのワンストップ相談対応1000万円を予算立てしてきました。
前段のドイツグリュッタース文化相のお話しに戻りますが、「文化事業の経済的な重要性」にも言及し、「文化産業は2018年には1055億ユーロ(約12兆6000億円)を生産しており、化学産業、エネルギー産業、金融業よりも大きな業界である」ことも強調しています。
結論から言えば、芸術文化は今では経済にとっても不可欠の要素であり、芸術文化を無視しては経済の持続的な発展は望めないと思います。
私は、今年度は市民・文化観光・消防委員会に所属する予定です。私の地元の金沢区は歴史や伝統文化をとても大切にする環境であり、昔からのお祭りや木遣りお囃子などを大切に継承しております。私はそんな町、金沢区の人達が大好きです。
そして、愛する横浜は開港以来、海外からの人を多く受け入れ、近代水道、電燈、アイスクリームと多くの文化を作り上げて来ました。今でも横浜は市民が自分達の課題をみつけて解決するPOWERをもつ都市だと思っています。
たまたま自粛生活で春の夜長に読んだ朝井まかて著『落花狼藉』は、家康公亡き後の幕府から勝ち得た売色の公許。後ろ縦であるはずの奉行所から次々と難題を突きつけながら、2回もの大火で町全てを焼失しても新たに町を作りあげていく様は、今、こうして新型コロナウイルス感染拡大を阻止すること為の自粛生活で経済が衰退していく様と重なるところがあります。
この先新型コロナウイルス感染が鎮静化していく中で、横浜が以前のように活気あふれる街に戻れる様に、智慧をだし合い、そして今まで以上に多くの方々が私の愛する横浜へ来て頂ける様な都市創りを目指していきたいです。
※ コロナウィルス ー ドイツ文化大臣、文化施設と芸術家に支援を約束�「自己責任のない困窮や困難に対応する」(グリュッタース文化相)
プレスリリース89号
2020年3月11日(水)
連邦政府報道情報局(BPA)
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