東京の大学に進学したいと思っていた時分に、
母から「のりみ、お前が男の子なら大学4年生を歩かせるけど、お前の下には妹が二人いるから、短大で我慢してくれ!」と、言われました。
母は、私の性格をよ〜く知っており、鹿児島の短大を出て、その後は養護教諭の資格をとり徳之島に戻って来て欲しいと思っていたと思います。
徳之島から子供を進学させる金銭的な大変さは、自分自信が子供を持って始めて実感として分かりました。
その時に、徳之島高校の校舎の窓からある建物を建設しているのを眺めていて、ある夏の日のろ夕飯の時に、
「父ちゃん、あの建物は何だろう?」って、質問したら、父は優しく、
「のりみ、あの建物は日本で一番大きな会社・大成建設が徳洲会病院を建設してるんだよ」と、話してくれました。
たまたま、隣の席の同級生が将来は大工さんになりたいと夢を語っており。ずっ〜とそれを聞いているウチに、、、。
ある日秋の日の夕飯時に、父に、
「父ちゃん、私は、将来は大成建設に努めたいと思っています。それで、東京の専門学校へ進学させて欲しい!」と嘆願しました。
鹿児島へいかせたいと思っていたと思いますので、きっと大反対されると思っていたら、父は快く、
「のりみ、大成建設に入るなら許してあげる!」との、一つ返事でした。
専門学校へ進学するだけで大成建設に入れるかどうかも分からないのに、ハッタリを言った娘も娘ですが、それを信じた父も父。
平成元年には専門学校を無事に卒業し、その年の4月には念願叶って大成建設に就職する事が出来ました。
時は、バブル、、、。
そんなかんなで就職出来た会社の創業者の物語を入社30年経って始めて知り感動しています。
故大倉平八郎の
「皇国の興廃はこの戦争によって決まる。足下は今よりただちに従軍し、微力なりとも身を献じ、赤忠を披露して軍に奉仕し、以って国恩に報ずべし」
この言葉が一番印象に残りました。
夕方には青森から戻り、原付バイクに乗って金沢区の花火大会の激励廻り。
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